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4つのエレメント②〜身近な人との関係性

 前回は個人の中でのエレメントの特徴について書きましたが、今回はエレメントが人間同士の関係性に及ぼす影響について書きたいと思います。

 

4つのエレメントは、火と水、空気と土といったように、相反する性質を持つ極同士がペアになって成り立っています。これらの2組のペアは互いに補い合っていて、火は水の持っていない要素を、空気は地が持っていない要素を持っていて、その反対も同じことが言えます。

 

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この4つのエレメントの要素は個人の中で作用しているだけでなく、人との関係性にも強い影響力を持っています。これは特に身近な人との関わりを振り返ると分かりやすいかもしれません。

 

人との関係性の中では、どのエレメントも対極にあるエレメントを引きつける傾向があります。例えば、恋人同士で言えば、火のエレメントの特徴を強く持つ男性と、水のエレメントを強く持つ女性は強く惹かれ合う可能性があるということです。自分自身の関係性を含め、周りの夫婦やカップルなどを見てみると、パートナー同士がそれぞれ対極にある要素を持っているケースが多く見受けられると思います。

 

その中には、関係性がスムーズな場合と、様々な問題があって、関係性に多くの困難がある場合の両方がありますが、これには理由があります。うまくいっている場合は、火ー水、空気ー土のいずれの組み合わせであっても、それぞれがポジティブな要素で関係し合っていて、互いに持っていない要素を補い合うことで、助け合っています。

一方で、問題が多い場合には、それぞれの極のネガティブな要素同士がぶつかり合ってしまっていると言えるのです。

 

つまり、単純にお互いの持っている要素が違っているから、互いに理解できなかったり、衝突してしまうという訳ではないのです。両者の中にあるネガティブな要素が互いを刺激し合い、苛立たせてしまうのです。そして、そこではどちらかが攻撃者になったり、犠牲者になったり、また役割が入れ替わったりしながら、一方または両者が消耗するまで、ネガティブなゲームが演じられるのです。

 

けれども、そうしたネガティブなサイクルから抜け出して、もっと健全なコミュニケーションや関わり合いを作り上げることは、いつでも可能です。どちらか一方が自分の在り方を変えるために新しい一歩を踏み出すこと、また出来ることなら、両者が一緒に関係性を改善するために取り組むことです。それによって、互いを消耗させる関係ではなく、互いを育み合い、一緒に成長していけるような関係へと変えていくことができるのです。その時、互いの持っているエレメントにはよりポジティブな特性が現れてくるようになり、両者の中には、両極性を超越する第5のエレメントである”愛”が発達していくことになるのです。

 

(2017年10月30日)