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エレメンタルと病

  「魂の成長と潜在意識」のタイトルで、内省を通じて、潜在意識中のネガティブなエレメンタルに取り組むことの大切さを書いてきましたが、今回は少し角度を変えて、エレメンタルと病の関わりについて書いてみます。

 

 エレメンタルというと、精神や感情への作用から、見えない心の部分だけへ影響を与えているのかと考えてしまいがちですが、実際にはそうではありません。エレメンタルはチャクラやエーテル体を通して、肉体に影響を与え、病気を引き起こす原因になっているのです。

 

 ダスカロスは、エソテリック・ティーチングの中で、エレメンタルと病気について以下のように述べています。

 

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 肉体的な病気も精神的な病気も、潜在意識に不安をもたらすサイコ-ノエティカルの資質があって、その破壊的なエネルギーが膨らむ土壌がある時に、パーソナリティーの中で生じるものです。逆に言えば、問題を引き起こしたエレメンタルが解決され、取り除かれれば病気は消え、治癒が起こるのです。

 こういう意味で、病気には指導的な作用があります。なぜなら、私たちは病気になることで、パーソナリティーを悩ませている不健全かつ有害な潜在意識的パワー(エレメンタル)に取り組まざるを得なくなるからです。

 このような課題に取り組む時、肉体とそのエーテル・ダブルだけではなく、私たちはサイキカル体とノエティカル体と、それぞれのエーテル・ダブルにも取り組む必要があります。なぜなら、私たちの現在の自己は、それらの総計だからです。

 

*注:サイキカル体は感情体、ノエティカル体とは思考体のこと

 

スティリアノス・アテシュリス(ダスカロス)著 「エソテリック・ティーチング」P189より引用

 

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 私たちの潜在意識にストックされているエレメンタルには、いくつかのタイプがあります。幼少期の経験によって生じるエレメンタル、これには両親などから潜在意識的に引き継いでいるエレメンタルも含まれます。それから、過去生で消化できずに今生に持ち越しているエレメンタル(カルマのパターンと呼ばれます)、そして、集団的なカルマとして共有しているエレメンタルです。

 

 エレメンタルにはポジティブなものもありますし、特に害を及ぼすことのないものがある一方で、ネガティブなエレメンタルは精神、感情、肉体の健康や人生に大きな影響を与えることになります。

 

 特に、重苦しいカルマのパターンに関連するエレメンタルは、大量のエーテル・バイタリティー(私たちが日々受け取る糧としてのエネルギー)を消耗します。若いうちは、ある程度若さによるバイタリティーによってカバーされていますが、30代後半になり、エーテル・バイタリティーの量が徐々に減り始めるにつれて、私たちは潜在意識中の未消化のエレメンタルを無意識のままに面倒を見ることができなくなっていくのです。そしていずれ、エレメンタルはチャクラやエーテル体を通して、肉体や臓器に直接影響を与え始め、その結果として、肉体の病として現れてくることになります。また、それらは肉体の病ではなく、感情的な動揺や精神的な問題として現れてくる場合もあります。

 

  肉体の病であれば、それに対処するために物理的な治療や医療措置を受けることは必要ですが、実際にはそれだけでは十分とは言えません。そうした病や問題を引き起こしている原因に取り組み、それらを解消しなければ、時を経てまた同じように、もしくは別の形を取って、病気や問題が起きてくる可能性があるからです。

 

 病気や問題が表面化してきた時、ダスカロスが言うように、それを自身の課題として受け止め、様々な角度から取り組むことが大切です。

 もし、そうした機会を真摯に受け入れることができれば、病は決して厄介なお荷物ではなく、むしろ自分自身の人生や考え方、感情のあり方、健康状態さえも、より良い方向へと切り替えるための機会、そして、新しい扉を開くチャンスにさえなるかもしれないからです。

 

 (2016年4月15日)