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夏のエネルギー

 今年は本当に長〜い梅雨でしたね。ここは森の中なので、自然のカビ菌が多く、それに加えての長雨、例年にない程家の中のあちこちがカビて大変でした(^_^;) いつにないくらい太陽の光が恋しかった7月。8月に入って、ようやく夏の太陽と暑さがやってきてくれましたね。

 

 私たちと同じように、我が家で夏の陽差しを待っていたのが甕の中の梅干しでした。塩漬けしてから1ヶ月以上、いつになったら土用干しができるのかな〜と首を長くしてました。そんなわけで、梅雨明けして真っ先に日光浴を満喫してもらったのは、梅たちでした(^_^)

 

 山梨は季節の果物や野菜が豊富なので、毎年巡ってくる季節毎に楽しみながら保存食を作っています。ジャムやジュースなど仕込んだ時の香りや味をそのまま楽しむもの、それから梅干しや味噌などのように時間が作る味わいを楽しむ発酵ものなど、それぞれの面白さがあります。

 

 7月初めに、近所の方から無農薬の大きな梅をたくさん分けてもらってきました。樹で熟れてほんのり黄色く色づいた梅は果物のようなお花のような香りがします。その梅で梅干しと梅ジュースを仕込みました。梅干しの方はまずは甕で塩漬け。たっぷりの梅酢が出てきても、まだ果実のような爽やかさです。赤しそが出てきた頃に、塩もみした赤しそを加えると、甕の中は濃い赤色に色づいて、赤しその濃厚な香りが加わります。しばらくの間、甕を開ける度にふわりと広がる梅と赤しそのフレッシュな香りを楽しみました。

 

 そして、8月に入ってようやく土用干しです。面白いもので、3日ほど干すと、日に日に梅の色は赤みを増して、梅干しらしい香りに変化していきます。そして、夏の太陽に照らされた梅の熱いことといったら!梅をひっくり返しに行く度に、指先に伝わってくる熱さに、1粒1粒に入り込んだ熱エネルギーはすごいなあと感心しきり。食べたらこのエネルギーが体に入ってくるのだと思うと、もう食べる前から元気になる気がします(笑)。梅の成分だけでなく、きっとこうしたエネルギーが私たちの体に健康や活力を与えてくれるんですね。

 

 食いしん坊なので保存食作りは食べることが一番の楽しみと目的ではあるのですが、そのためにゆっくり手間をかけるひと時も好きです。また、手をかけた食べ物が自然の力をもらいながら、時間をかけて育っていく様子を見るのはいいなあといつも思います。コロナ禍で遠出も控え気味なので、普段以上に身の回りの季節や自然を大切に感じながら生活を楽しめたらと思ってます。

 みなさんはどんな夏をお過ごしですか?(^_^)