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光を見る

 「いのちの泉はあなたのもとにあり、われらはあなたの光によって光を見る」

 ( 詩篇36章9節)

 

  ふと気がつくと、ついつい他人も自分も批判的な目でばかり見てしまっていることはありませんか?

他者の良いところは見えても、自分の部分は見えなかったり、反対に自分の非は見えないのに、他人の悪いところばかりが目についたり。

 

 ネガティブなエレメンタルに刺激されて、いつの間にか、批判や非難の渦に引っ張り込まれてしまったり、自己否定やコンプレックスのエネルギーに突き動かされて、無意識のうちに否定的な方向にばかり向かってしまうこともあります。

 

 そんな時は、自分の内側にも周囲にも光を見いだせるように、少し意識的に時間を取ってみましょう。資料室の「レント(四旬節)のエクササイズ」では、40日間「でも・・・」という言葉を使わないようにすることで、潜在意識の浄化を促すエクササイズを紹介しました。

 

 これを応用して、40日間(または自分で決めた一定期間)、他者や自分を貶めてしまうのを一旦脇におき、自身や周囲の人の中にある、愛や優しさ、正直さなどのポジティブな性質や良い部分に意識を向けて、それらに気づけるよう一日一日を過ごしてみて下さい。

そして、普段よりも胸の辺りを意識して、なるべくハートから物事を見るようにしてみましょう。ハートから見たり感じたりすると、厳しくなりすぎませんし、何よりエゴイズムのエレメンタルに引っ張られにくくなります。

 

 光を見るためには、内側にも同じ光が必要です。その光は元々私たち一人ひとりの魂の内側にすでにあるもので、個人の性格の中でもポジティブな性質、良い部分として表現されています。それらを意識的に見ようと努めれば、光はより一層表に現れやすくなり、素直に表現されるようになっていきます。

 

 外の世界は初夏。天から太陽の光とエネルギーがたっぷりと注ぎ込まれて、大地の上の樹々や草花、野菜たちにも命が満ちて、力いっぱい成長する季節です。庭に種を蒔いて、美しい花を育てるのと同じように、私たちの内側にも光の種が育っていくように、潜在意識の庭に咲く花のお手入れをするのにも良い時期かもしれませんね。