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良い種を蒔き育む

 庭のシンボルツリーの欅はここ1週間ほど風に吹かれ、みるみるうちに葉っぱを落とし、地面は枯れ葉の絨毯で埋まり、透き通った光がたっぷりと降り注ぐ季節になりました。落葉に合わせて、ヒーリングルームにある薪ストーブにも火入れしました。毎年のことながら、今年もこの季節が来たなぁと感じる冬の入口が、私は結構好きです(^_^)

 

 さて、外の世界は休眠の季節に突入しますが、内なる世界では種を蒔き、育むのにこれから良い季節ではないでしょうか。

 

 静かな時間を取って、まずは内省して、自分を振り返ってみます。

自分の中に、性格や性質のどんな傾向が見つかるでしょうか。変えたいと思う欠点はあるでしょうか。その反対に自分の中に持ちたいと思う性質はあるでしょうか。その育てたいと思う性質はどのようなものでしょうか。

 

 優しさ、思いやり、寛容さ、強さ、誠実さ、勇気、謙虚さ、穏やかさ、愛・・・

 

 もし、カッと熱しやすい性質があれば、穏やかさを育てたいと思うかもしれません。人に厳しくなりがちであれば、本当は自分の内に寛容さを持てたら、ずっと楽に生きられるかもしれません。ネガティブな性質を置き換えて、このように反応できたらと思う性質を熟考してみます。それは、自分にとって大切な種です。思考と感覚を使って、その種を見つけましょう。そして、それを内側で感覚を開いて、感じてみましょう。

 

 優しさの種を育てたければ、優しさの感覚を感じてみます。もし身近な人で、優しさを自然に表現している人がいれば、その人の発する気配や行動を思い起こしながら、優しさのエネルギーを自分の中に取り込んでみます。感じ取ることができたら、今度はゆっくりと規則正しいリズミカルな呼吸で息を吸ったり吐いたりしながら、その感覚を全身に行き渡らせていきます。

 それをできる限り、日々の中で思い起こしてみましょう。もしうっかり優しさとは反する感情や行動が出てきた時にも、自分を責めたりせずに、ただ優しさの感覚を呼び起こし、そこに留まるようにします。

 

 シンプルな方法ですが、自己の内に意識的に良い種を蒔いて、育んでいくのをゆっくりと助けてくれます。

また、過去の記事 「潜在意識と自己暗示」に書いてあるように、自己暗示を使うのも種を育てる方法のひとつです。

 

 私たちが人格の中に育てる良い性質は、内なる霊が身につける衣のようなものです。きれいな衣を通して、内なる自己の光は輝き表現されてきます。肉体にまとう洋服は、お金を出せば、高級なものでも何でも好きなものを手に入れることができます。でも、どんなにお金を積んで手に入れても、一つの人生を終える時には持って行くことはできません。一方で、自分の意識の中に育てる美しい衣は、お金や地位や肩書きとは無縁で、ささやかな努力を積み重ねながら、魂がまとっていくもの。これは肉体を脱ぎ捨てても、先の転生まで持っていくことができる内なる財産です。

 

 そんなことを心に留めて、自己の魂のために養いたい美徳や性質について瞑想するひと時を持ってみるのも良いですね!さあ、静かな冬の時期、内なる畑にどんな種を蒔きましょうか(^_^)