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スピリチュアル・ヒーリングと天使

  最近、7回のヒーリング(セルフバランス)を終えたクライアントの方が 「うまく説明できないんですけど、ヒーリングを受けている期間は、意識の中が揺り動かされているような感覚がありました」と話してくれました。

 

 その時に、私は新約聖書に書いてあるベテスダの池の話とその象徴的な意味合いを例に出して、ヒーリングの期間に感じていた感覚との関わりを説明しました。

 

 その内容については、ホワイト・イーグルがヨハネの福音書について解説している以下の書籍に詳しく書いてあるので、一部抜粋して紹介します。

 

 

『The Living Word of St John   White Eagle's Interpretation of the Gospel』 

 第5章 Spirit Healingより翻訳抜粋

 

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 これから読む章の中に、ベテスダと呼ばれる池の水がかき乱される話が出ています。そこでは、水がざわめき立ったときに、病人が水に入ると癒されると説明されています。私たちは、これを人の感情・思考体がまず準備されなければならないという意味に解釈しています。

 (中略)

 

 エルサレムの羊の門の近くに、ヘブライ語で「ベテスダ」と呼ばれる池があり、そこには五つの柱廊があった。その柱廊には、病人、目の見えない人、足の不自由な人、体の麻痺した人などが大勢、横たわっていた。彼らは水の動くのを待っていた。それは、主の使い(天使)がときどき池に降りて来て、水が動くことがあり、水の動いたとき、真っ先に入る者は、どんな病気にかかっていてもいやされたからである。(新約聖書 ヨハネによる福音書5章2-4節)

 

 ここで興味深いポイントは、天使が水をかき乱すという記述です。ヒーリングの天使は、霊的なヒーリングと呼ばれるものの最中には必ず存在しています。グループ・ヒーリングに参加する人々は、自分自身を整え、ヒーリングの天使、キリストの天使を呼び出します。聖書に書かれているように、天使が近づき、“水を波立たせ”ます。言いかえると、天使たちは患者がヒーリングの光線を受け取れるように、その魂を揺り動かすのです。

 

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 池の水がかき乱されて、波立つというイメージが、ヒーリングの期間に感じていた内的な感覚とぴったりだったようで、クライアントの方は「なるほど!確かにそんな感じでした」と納得されていました。

 

 7回のヒーリングを受けている最中には、こうしたことがよく起こります。それは、天使やガイドたちが、クライアントにとって深い癒しが起きるよう、その人の魂、思考や感情といった意識全体に働きかけているからなのです。

  

 ヒーリングのプロセスが進むにつれて、魂は静かに、時に大きく揺り動かされながら、ゆっくりと変化を続けていきます。そして、プロセスの最終段階になったとき、潜在意識の奥で眠っていた、苦しさやネガティブなサイクルを繰り返す元になっていた経験や感情が意識の表面に現れてくることがあります。ヒーリングを受け始める時には自覚していなかったけれど、その人が根本から変えたかったこと、解放されたかったもの。後になって、それが本当は何だったのかにふと気づくこともあるのです。そして、その気づきが訪れる頃には、意識の中にはすでに新しい変化も生まれています。

 

 スピリチュアル・ヒーリングが他の治療やセラピーなどと大きく異なる点があるとすれば、ヒーリングが見えないスピリット(天使やガイドたち)の主導で行われるという点だと思います。霊的な世界からは、私たち一人ひとりがそれぞれ成長を続ける魂として見守られています。私たちがそれぞれの課題を乗り越えていけるように、新しい一歩を踏み出して行けるように。その魂の道のりを助けることが、スピリチュアル・ヒーリングの大きな役割の一つなのだと思います。