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待つ時間

 今はとにかく色々な事が便利な世の中なので、物事の展開やコミュニケーションのやり取りのテンポが早くなっていますよね。そのため、うっかりすると間を取ったり、待つということをついつい忘れてしまいがちかもしれません。

 

 セブン・トリートメントを受けているクライアントの方に、時々伝える言葉があります。それは「焦らずに少し待ってみて下さいね」という言葉です。

 

 人によっては、早く変わりたいという気持ちが強すぎるあまり、3週間という間隔を待ちきれなかったり、変化の過程で心がざわめいて、何とかその状態から早く逃れたいと思ったり、とにかくどこかで早く結果を得たいと思って、焦ってしまうんことがあるんですね。

 

 そんな時ほど、私は上記の言葉を伝えるのですが、そうするとクライアントの方は焦っていた自分の姿にはたと気づいて、気持ちが落ち着き、たいていは笑い話になってしまいます。または、普段から能動的に動くことは得意でも、実は待つことが苦手だったということに本人が思い当たることもあります。

 

 ヒーリング自体は、心身の変化を助けてくれる霊的なエネルギーを受け取ることなので、基本的には受動的なプロセスと言えます。だからこそ、 時には変化が現れてくるのをじっくりと待つことも大切なんですね。

 

 特にセブン・トリートメントの最中は、風に煽られて水面が大きく波立つように、心の中がかき乱されるように感じる期間があります。まさに、内面をかき乱すような状況に陥ったり、周囲の人達がそのために役を演じてくれているかのようなことが起きてきます。その時に、意識の中に現れてくるのは、決して目新しいものではなく、むしろ何十年もの間、慣れ親しんできたものです。こういう状況だと、ついこのように反応してしまう、あるタイプの人と関わるとこの感情パターンが出てきてしまうといったように。長年気づいていたけれど、何となくやり過ごしてきた特定の要素が浮き上がってきて、直視せざるを得なくなってきます。

 

 それは霊的なエネルギーの働きによって、潜在意識がある意味揺さぶられて、過去から持ち越している感情や精神のパターン(エレメンタル)が一旦呼び起こされてくるからなんです。そして、それらのパターンはヒーリングの作用によって徐々に浄化されて力を失っていきます。そのプロセスは時にあっという間に、時には時間をかけて進行していきます。そのために、ヒーリングを受けている期間は、日常が普段とは異なった密度で感じられたり、時間軸や物事の流れが違って感じられたり、色々な形で見えない力に助けられていると気づきやすくなることもあります。

 

 このプロセスの期間は、潜在意識という土壌が掘り起こされて、必要な栄養や水と光(エネルギー)が注がれて、新しい芽が育っていく時期のようなものです。ですので、その一時を自分の内面を観察しながら、そこに新しい変化が生まれてくるのをじっくり待ってもらえたらと思います。